チェジュ島の市場を歩いていると色々なものが売られていて、ハンラボンや唐辛子など、チェジュ旅行のお土産に日本に持って帰りたい!と思う方もいらっしゃるかと思います。今日はそんな方のために、植物類を日本に持ち帰るための手続きの方法をご紹介したいと思います!
旅行好きな方はすでにご存知かと思いますが、2018年10月から野菜や果物を日本に持ち込む場合には、旅行先の国で発行された検査証明書が必要になりました。
農林水産省植物防疫所のページには「貨物、手荷物や郵便などで植物を海外から日本へ持ち込む場合、病害虫が植物に付着して日本に侵入することを防ぐために、量や用途を問わずすべての植物について、輸出国政府機関が発行する検査証明書(Phytosanitary Certificate)を添付して、輸入検査を受ける必要があります」と書かれており、検査証明書の添付がない植物類は、廃棄処分となります。
要するに、韓国で発行された証明書がないと空港で没収されて捨てられてしまう、ということです!!
検査証明書が必要になる品目はどんなものなのか…と気になると思いますが、ざっくり言うと「けっこうほとんどの野菜や果物に証明書が必要」です。以下の「植物防疫所ホームページ」で韓国から持ち込む際に証明書の必要な植物の品目を確認できます。
上のホームページには、持ち帰りたい品目が証明書が必要かどうかを個別に調べるデータベースもあります。⇨輸入条件に関するデータベース
せっかく買ったお土産を廃棄処分されてしまわないためにも、ぜひ検査証明書を発行してもらいましょう!手続きは意外と簡単で、済州国際空港内にある「農林畜産検疫本部(농림축산검역본부)」の事務所ですることができます。
こちらが農林畜産検疫本部の済州空港事務所です。基本的に「搭乗手続きをする前にこちらで検査証明書の発行をしてもらってから、各航空会社のカウンターに行く」という流れなのですが、自分で手続きをするのが難しい場合には、航空会社のカウンターで植物検査証明書を発行して貰う必要があることを伝えれば、職員の方が付き添ってこちらまで案内してくれます。
農林畜産検疫本部の事務所は、入国ゲート(1階)と出国ゲート(3階)の間の2階にあるのですが、ちょっと場所がわかりにくいので、写真付きで説明します。
農林畜産検疫本部の事務所のある2階に行くためには、GATE3の出口の前にあるエレベーターまたはエスカレーターを利用してください(2階に止まらないエレベーターもあります)。
2階「業務施設(업무시설)」となっています。
エスカレーターはこちら。「農林畜産検疫本部(농림축산검역본부)」とあります。
エレベーターの前にはこの 「農林畜産検疫本部」の案内があります。
案内に従って廊下を進んでいくと、左手に事務所の入口が見えます。
こちらが農林畜産検疫本部の事務所です。中に入り、「アニョハセヨ~」と挨拶してみてください^^
手続きする際には「輸出植物検疫証発行申請書」という書類に必要事項を書き込むのですが、以下の項目をすぐに書けるように予め準備しておくといいでしょう。
- 英文の姓名(パスポートと同一)
- 連絡先(電話番号)
- 日本の英文住所
- フライトナンバー
- 日本の到着空港
書類を記入したら、日本に持ち帰りたい品物を職員の方が確認をし、品目数や重さを確認してくれます。一つ一つ包装を開けて中身を確認するので、ガチガチに包まないようにしましょう。
すべてのチェックが終わると検査証明書が発行されます。手続きの時間は30分ほどということですが、フライト時間ぎりぎりにならにように余裕を持って行動するようにしてくださいね!受付時間は 9:00~18:00となっています。可能な方は訪問前に064-746-2460へ一度電話をしておくとスムーズかもしれません。
また、チェジュから直接日本へ帰るのではなく、ソウルやプサン経由で出国される場合も、済州国際空港の農林畜産検疫本部事務所で手続きができるそうなので、参考になさってください!
ちなみに、証明書の発行はフライトの当日でなくても事前に手続きをすることも可能です。ご旅行ではなく、チェジュ在住の方などは前もって手続きを済ませておくのも良いかと思います^^
こちらの取材をしたときに頂いたリストのなかで、韓国から証明書なしで日本に持ち込むことができる品目は以下の通りでした(※2019年5月における情報です。改定される場合もあるので、事前に確認が必要です)。
- 乾燥アーモンド、乾燥ミカン、乾燥五味子、ドライクランベリー、冷凍干し柿、サツマイモ澱粉
これ以外のものは証明書が必要だということです。加工品もほとんどの品目が証明書が要るので、野菜や果物をお土産にする場合には、必ず農林畜産検疫本部の事務所へ立ち寄るようにしましょう!
また、肉製品については基本的にお土産として持ち帰ることは難しいです。詳しくは「農林水産省動物検疫所ホームページ」をご覧ください。
なお、魚製品については規制対象外となっているので、検疫を受けずに持ち帰ることができます。小魚のピリ辛の佃煮なんかはお土産にも人気がありますね♪
簡単な手続きで大切なお土産を没収されずにすむので、ぜひぜひ手続きを行ってくださいね!
農林畜産検疫本部 済州地域本部 済州空港事務所
【농림축산검역본부 제주지역본부 제주공항사무소】
場所:済州国際空港2階
電話:064-746-2460
時間:9:00~18:00
**************************************
済州観光について知りたいことがあれば、済州観光公社が運営している観光情報センターをぜひご利用ください!日本語で電話やチャットでのお問い合わせが可能です^^
★日本語チャットサービス接続は下記URLからどうぞ!(9:00~18:00)
⇨ http://visitjeju.net/u/1MH(チャットサービスに直接接続♪)
★お電話でのお問合せは「+82-64-740-6000」まで!(9:00~18:00)