新年のお祝いを旧正月に行う韓国では、毎年旧暦の元旦「ソルラル」に家族・親戚が集まってご先祖様に挨拶をしてみんなでごちそうをいただきます。
2月のおすすめ観光でもご紹介したとおり、2019年は2/5(火)がソルラルで、前後合わせて3日間がソル=旧正月の連休となるのですが、今年は土日も含め2(土)~6(水)までが連休となります。
チェジュ島の家庭ではソルはどのように過ごすのかな?と思われる方もいらっしゃるかもしれない…と思ったスタッフは、今日はいつもの観光地紹介とはちょっと違った視点で、一般的な家庭のソルの過ごし方をご紹介しようと思います!
もちろん地域や家庭によっても過ごし方は千差万別だと思うので、これはチェジュ島の一家庭の様子だということで、参考程度に見てくださいね♪
チェジュ島の家庭のソルの過ごし方
ソルの当日は朝から本家に親戚みんなが集まるので、前日は親戚の女性たちが本家に集まってごちそうの準備をします。
スタッフの家では親戚が集まると総勢50人近くになるので、前日は10人くらいのお嫁さんたち(2世代に渡って)が集まって、半日がかりで料理をします。
こんな感じで大きなホットプレートを並べ、みんなで床に座っておしゃべりに花を咲かせながら、ワイワイと賑やかに料理を作ります。油がすごくハネるので、新聞紙とカレンダーの裏紙が大活躍します。
肉、魚、焼き物、揚げ物、和え物、汁物などなど、数え切れないくらいの種類の料理を本当に大量に作るのですが、ほんの一部ご紹介したいと思います。
焼きイシモチ、豚肉と牛肉の串焼き、タコの串焼き、鱈のジョン(卵をまぶして焼いたもの)、薄焼きの丸い卵、さつまいもの天ぷら、ソーセージ、鯛のお吸い物・・・
そして、他のお家ではソンピョン(송편)というお餅を作ったりするそうなのですが、スタッフの家ではソンピョンの代わりにドーナツを作ります。これはカボチャ入りもち米ドーナツ。揚げたてのつまみ食いが一番美味しい一品です(笑)
こちらはチェジュの伝統的なお餅のキルムトク(기름떡=油餅)。もち米粉と塩水を混ぜた生地を型抜き、たっぷりの油で焼き上げたあと、砂糖をまぶせれば出来上がりです。
この他にもチャプチェやナムルなどなど、ごちそうを本当にたくさん作ります。
そして翌日のソルナルには、朝から本家に親戚中が集まります。子どもたちは韓服(ハンボク)を着たりして、おめかしをしていきます。大人は韓国でもやっぱりお年玉の準備を忘れてはいけません!
みんなが集まったら、まずご先祖様にご挨拶をします。前日に作った料理にカステラや果物なども追加されて並んでいます。そしてお酒はもちろん焼酎ですね!
ご先祖様へのご挨拶が終わると、子どもたちが大人に新年の挨拶をしてお年玉をもらうのですが、日本のようにぽち袋には入れず、1万ウォン札を1人1枚ずつ手渡しします。スタッフは個人的にわかりやすく合理的でいいなーと思っています(笑)
いよいよ挨拶がすべて終わると、ごちそうをいただきます!どれを食べようか迷ってしまう品数で、ついつい食べすぎてしまいます。お正月はやっぱりどの国でも太りがちになるようです(^^;
ちなみに、ソルラル当日の昼間を旦那さん方の実家で過ごしたあと、夕方や夜になるとお嫁さん方の実家に行くのが通例です。
そして、通常は連休の最終日となるソルラルの翌日は、さっぱりしたものを食べてのんびり過ごし、日常への復帰に備えるのが一般的です(たぶん笑)。
いかがでしたでしょうか?チェジュでのソルの過ごし方、なんとなくおわかりいただけたでしょうか?
ソル連休中はこのように過ごす家庭が多いので、個人で経営しているお店は閉まっていることが多いです。ソルラル当日のみ休む店もあれば、前日から翌日まで休むところもあります。
観光施設やチェーンのカフェやレストランは営業しているところが多いので、ソルの連休をチェジュで過ごすご予定の方は、スケジュールを組むときに参考にしてみてください。
また、お店の営業状況をご確認されたい場合は、済州観光公社の済州観光情報センターにお問合せいただければお調べいたしますので、ぜひご活用ください!!チャットやお電話で日本語でお問い合わせいただけます^^
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